忙しい現代人の心強い味方——レトルト食品。
料理する時間がない時にチンするだけで調理済みのおいしい料理が食べられる・・・すごくありがたい存在です。
・・・しかし、慣れてくると、レトルト食品の持つちょっとした不便な点が微妙に面倒くさく感じてきてしまうんですよね。
そう、レトルト食品は基本的に袋入りのままチンすることができない・・・!
湯せんで温めるか、あるいは別の容器に移し替えてチンしなければいけないのです。
しかし、いつの頃からか出てきましたね。
電子レンジ対応のレトルト食品。
電子レンジ対応のレトルト食品は便利で快適
例えばこのレトルトカレー。
このように箱の案内に従ってチンすれば、袋入りのまますごく簡単に温められます。
これは便利!
いつの間にか進化していたのですね。ありがたや~。
電子レンジ対応のレトルト食品はどのような仕組みになっている?
まず、従来のレトルト食品が直接電子レンジにかけられない理由は、容器に金属であるアルミ箔が使われていること、また加熱で発生した蒸気で破裂する危険性があることです。
電子レンジ対応のレトルト食品は、アルミ箔のかわりに、中身の保存性や強度に優れた特殊な素材を使用しているようです。さらに加熱時にパウチの中で発生した蒸気を排出口から外に逃がす特殊構造のパウチ(包材)を開発したことで、電子レンジで直接加熱することが可能になったのです。(さらっと書きましたが、すごい技術革新があって可能になったといえます)
いつ頃生まれたの?
特許などを見ると、昭和50年代には凸版印刷などから関連特許の出願が行われていて、昔から各社で研究が進められていたことがうかがえます。
どうやら一番初めに商品化に成功したのは、日本のレトルト食品のパイオニアでもある大塚食品のようですね。
2003年に電子レンジ対応のボンカレーが誕生しました。
そして現在、電子レンジ対応のレトルト食品を販売している会社は、大塚食品の他にエスビー食品、ハウス食品、グリコなどです。
カレーがメインですが、他にもスープやパスタの電子レンジ対応品も出てきています。
また、近年は徐々に電子レンジ対応のレトルト食品が主流になってきているようですよ。
消費者としてはますます便利になってありがたいことです。とても快適にレトルト食品が食べられます。メーカーの努力に感謝です。
・・・あとは、個人的に電子レンジ対応のコーンポタージュも出てきてほしいです!
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